色彩心理とは何か紹介します。
私たちの周りには色彩心理の理論を取り入れたお店や雑貨、洋服などがたくさんあります。色彩心理とは簡単に言うと色と心がつながっているといった考え方のことです。ファッションなどで服の色を今日はこっちイメージとか気分によって変えると思います。これは色と心がつながっているからこそ起こることです。例えば、悲しいことがあって気分が沈んでいるときには自然とグレーなど暗い色を選んでしまいます。明るい色を選ぼうとはしませんよね。そして一番よく分かりやすいのが子供の絵でしょう。大人は太陽の色をオレンジとか赤に塗りますが、子供の太陽は必ずしもその色を塗りません。いろんな色を使ってお絵かきしていたり、黒っぽい色ばかりだったり自分の気持ちを上手に伝えられない分、色で表現します。子供の心を知るにはお絵かきをさせるのが一番分かりやすいかもしれません。
赤色は熱いや痛いなどの危険や危機感なイメージと共に生命や情熱、エネルギーなど高揚感を表す色です。黄色は上昇志向や希望、やる気など自分をアピールする期待感がある色です。オレンジ色は陽気で明るい生命が溢れる前向きのイメージです。緑色は森や植物などを見るとほっとするように安心感や安定、調和を表す色です。青色は明るい青は解放感や希望などのイメージですが、青から濃紺などの深い青色には落ち込み、悲しみなどの内側、内面へと向かう色となります。紫色は高貴や気高いイメージがありますがバランスが崩れている体調の悪い人やストレスがたまっているときに好む色です。ピンク色はピンクセラピーといった療法があるぐらい、やすらぎやリラックス、健康、解放感や愛情の表す色です。茶色は大地や木のイメージで生命の根源や安定感を表します。白黒色は感情の抑制、知性や理性を現す色です。
色彩の能力検定、ファッションコーディネート色彩能力検定という文部科学省認定の技能検定があります。志願者は幅広い年齢層に広がっていて、高校、短大、大学、専門学校などの学生が特に多いですが、色に関わっているお仕事インテリア、ファッション、グラフィックなどのデザイナーなどの専門家から販売、企画、事務などの一般職まで幅広く受け入れられています。また学校では色に関する授業がほとんどないし、受験資格も制限がなくどんな人でも何級からでも受験できるといった気軽に取り組める点が人気の一つといえそうです。色彩検定の1級合格後にはA・F・Tの上級講座である講師養成講座とカラーデザイナー資格講座を受ける権利を得ることが出来ます。ファッションや雑貨など色の専門的な知識や配色のテクニックが要求される分野に就職すればこの資格は大いに役立つでしょう。
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